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MARIANO LOIACONO ~ WHAT'S NEW('11)

カッコいい!
とにかくひらすらカッコいい!

このCDを形容する言葉について、まずそれ以上のものは見当たらない。



その実態は、南米アルゼンチンのよくわからないレーベルの、よくわからないトランペッター。

出会いは先週の木曜日のDiskUnion JazzTOKYOで会計を待っている間。
いわゆる「Now Playing」のdiskのヤンキース帽に釘付け。

店内に響く、It's You or No one

2管のハードバピッシュなカルテットのために存在する曲を、
2管のハードバピッシュなアプローチでグイグイ推し。
50年代から60年代ぐらいの、ほんとにJAZZがJAZZらしい時代のその雰囲気そのまんま。

思わず購入。

それは例えるなら、右投げオーバースローの本格派ピッチャーの、唸りを上げるようなストレート。

そこに小賢しい誤魔化しや小細工はなし。
「打たば打て!俺は投げる、この右の腕がちぎれるまで」
なんて星飛雄馬的な潔さ。
(と言いつつ星飛雄馬は実は変化球投手)

その潔さが、とにかく、ひたすら、ただただ「カッコいい」


           *     *      *

かっこいいと言えば、この日に買った
Klaus Gertken の Someone Blind('92)



まず、リッチーバイラークばりの拡がりのあるピアノ。
音の数は多いけれど、必ずしも冗長でない。
それに丁寧に絡むドラムと、フェンダーベース。
そしてこのフェンダーベースが超カッコいい。

こちらはとにかく「周到」。とにかく頭脳派。巧妙な組立て、的確な配球。
コントロール良く、コーナー隅々にキレのいい様々な球種のボールが納まる。
奇を衒うわけでなく、フェイクに走るわけでもない。

幻惑されて、本質が見えなくなっているだけなのかもしれないけれど、
それでもカッコいいものは、カッコいい。


           *     *      *

このところ仕事も私生活もトラブルだらけ。
でも何故か、そんな中でもCDは「当たり」が続く。

# by allsummerlong | 2012-05-22 22:41 | Jazz | Trackback | Comments(0)

In Sweden('81) ~ Art Blakey & Jazz Messengers

81年。
ウィントンマルサリスとボビーワトソンを従え、フェニックスのように蘇った頃のブレーキー。



1.Webb City

で溌溂と弾けるフロントライン。
今、改めて聴くと還暦を迎えたブレーキーのドラミングは思っていた以上にモタモタ。
でも、若いフロントを後ろからバシバシと呷る。
なによりもウィントンの若々しさが眩しい。

意外にウィントン入りのメッセンジャーズのディスクは少ないので、これは愛聴盤。

    *   *   *

70年代は、メッセンジャーズの暗黒、低迷、死に体、世間からの忘却時代。

73年、トランペットにウッディ・ショー。
メッセンジャーズは出口を探して「試行錯誤」、「暗中模索」そして「五里霧中」。



ギターが入り、ピアノはシダーウォルトンだけど弾いているのはエレピ。
何より、一曲目がおなじみ「モーニン」でありながら、ジョンヘンドリックスのヴォーカル入り。

迷いに迷っている感じはあるものの、この頃のブレーキーのドラミングはまだまだ「キレッキレ」。
エレピとギターとヴォーカルが入っていても、ちゃんとメッセンジャーズ。
何よりも先頭にウッディが毅然と立ち、燦然と輝いている。

ジャケットのブレーキーの下っ腹がたっぷたぷなのはご愛嬌。
80年代に蘇るまでの脾肉の嘆といったところか。

これも愛聴盤。

# by allsummerlong | 2012-04-16 22:45 | Jazz | Trackback | Comments(0)

smile ~ the Beach Boys

ホイットニーヒューストンの訃報が朝のニュースに流れる中、
その流れで今年のグラミー賞の授賞式の模様が。

!?

なんで、ブライアンとマイクが並んでるの?
なんで、そこにアルとブルースもいるの?
これって、いわゆるビーチボーイズじゃないの!?

と俄に眼前の画像が信じられない。

そりゃ、即、「ビーチボーイズ 再結成」 でググルよな。
そしたら、こんなの出てくるよな


ビーチボーイズファンを公言してきながら、全くのノーマーク。
そりゃ、今年は結成50周年かもしれんけど、
ブライアンが呑気にディズニー音楽のカバーアルバムを出しているのを見てたら
こんな事態が静かに進行していることは、全く想定できないよなぁ。

プレスリリース去年の12月だし。
せめてSmileの再発と合わせてくれれば、ちゃんとキャッチできたのに…



でもでも、それはそれはもちろんすごく嬉しいけれど、
きっとがっかりするところも大きいんだろうなぁ。
マイクもブライアンもお互いすごいすごいと褒め合ってるけど、
往々にして、傷を舐め合っているときもあるからなぁ。

でも、さすがにこれが最後の再結成なんだろうな。

ブライアン。マイク。
(そして、アルとブルース)

いくらがっかりしても、いくらシナシナな気持ちになっても、
僕たちは最後までじっくり付き合っていくよ。

よくあるように、新譜出すと言いながら、それが「オクラ」になっても、
僕たちは愛のこもったブーイングをするよ。

君たちはそうやってもっちゃもっちゃしてくれているだけでいいんだよ。

僕たちは永遠に君たちのファンなのだよ。

# by allsummerlong | 2012-02-14 20:22 | BeachBoys | Trackback | Comments(0)

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