しばらく続いた、アコーギグだのアーティキュレーションだのアレグロ・ノン・トロッポだの分散和音だの、
そんな言葉のもろもろにちょっと疲れたので、今日はベートーベンもワーグナーもとりあえずお休み。

なにか、気楽なものでも聴きたいなぁ、とipodのホィールをぐるぐるまわしながら
ふと思いついてたどり着いたのが、スタイリスティックスの"Can't Give You Anything (But My Love)"。
一昔前は、印象的なイントロがバラエティ番組でよく使われていたし、
(ピラリラピラリラというキーボードをバックに、パララララララ~というトランペットのソロ)
最近、キムタクが意味なくくるくる廻るギャツビーのCMでちらりと歌詞を変えて歌われている。
("Can Give You ギャツビー"と歌詞が変わってる。)
ファルセット(裏声)がオリジナルの声に聞こえて一瞬びっくりしたけど、
よくよく考えたら裏声って、誰のでも同じようで聞き分けづらい。
実はキングトーンズの内田さんといわれても、グッチ裕三といわれてもきっと納得してしまう。
* * *
スタイリスティックス(Stylistics)とは、
太いエリの派手なシャツに、テラテラ光るスパンコール付のジャケット、
白色のパツパツのシンプルなパンツに、ピカピカのかかとの高いエナメル靴。
彼らは、そんなびしっとキメた衣装に身を包み
大人の事情などで少しずつメンバーを変えながら
このヒット曲を頼りに、全米を営業で廻っている。
30分のステージが終わり近くになり、
ヒットバラード、"You Make Me Feel Brand New"をしっとりと歌い上げると、
その拍手の中で「最後にこの曲を聴いてください」などとコメント。
おもむろにパララララララ~というあのイントロが流れ、観客は、待ってましたと最高潮。
昔を思い出した中年夫婦も思わず立ち上がり踊りだす。
最後は「皆さんもご一緒に」などといいながら、サビの部分を大合唱。
ということを、結成以来、永久機関のように無限に繰り返しているグループ。
また、オリエンタルラジオの中田(あっちゃん)がこのグループの熱烈なファンで、
「武勇伝」の一番始めのポーズは、このベスト版のジャケットからインスピレーションをうけた
というのも一部芸人の間では有名な話。
というのはぜ~んぶウソ。
しかし、テラテラとかパララララララ~とか、やっぱポピュラー音楽はコトバが気楽だなぁ。